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分譲マンションの管理組合と自治会の役割の違いについて
5月の日差しに加えて、初夏を思わせる気候ですね
街では半袖の方も見かけます
さて、以前、このブログで、
分譲マンションの管理組合について書きましたが
今日は、自治会との違いについて書きたいと思います
マンションの管理運営決定は、
そこで暮らす所有者が自分で決めるべきものなので
分譲マンションの所有者で組合を形成し、
この構成員の決定
具体的には、各所有者の総会決議によって
管理や運営について決定します
この分譲マンション所有者による組合が管理組合です
ちょっとわかりにくいですが、平たく言うと
マンションに住んでいる所有者の多数決による組織のことです
管理組合が区分所有法という法律に基づいてできる組織であるのに対し
自治会は、任意の団体で、
同じマンションで暮らす人々のコミュニケーションを
活性化することによって
地域福祉や生活環境の向上を図るものです
町内会と同じような働きをします
管理組合は、分譲マンションには必ずありますが
自治会は任意団体ですので、存在するマンションと
存在しないマンションがあります
分譲マンションのマンション管理組合とは
マンションは多くの人が集まって暮らすため
集団で快適に生活するためのルールづくりが必要となります
分譲マンションの管理、運営等の決定は
マンション所有者がすべきものですから
所有者全員でマンション管理、運営等を行うための団体を構成します
この団体が「管理組合」と呼ばれるものです
マンションを買うと、自動的に管理組合の構成員になります
このようにマンションの管理、運営等の決定は管理組合が決定しますが
管理組合自体が人間のように判断することはできないので
管理組合の意思決定は総会で各構成員の議決によって決めることになります
マンション所有者は、管理組合の構成員として管理組合の総会に出席して議決権を持ちます
管理組合の決定事項は総会で決めますが、業務執行は理事会で決められます
よく間違えられやすいのが「管理会社」との違いですが
管理会社は管理組合からマンション管理に関する事務を委託されている会社です
まとめると
管理組合とは、マンション所有者皆様の生活を円滑で暮らしやすいよう維持するために
その管理、運営等を決定する団体で、その決定にはマンション所有者が関わります
一方、管理会社とは、管理費や修繕積立金の金銭管理
マンションの廊下やエントランス等共用部分の清掃や保守点検、防犯警備等
マンションの管理事務について、管理組合から委託を受けて事務手続きをする会社です